S&P500に積み立てする場合、いくら下がったら買い増すのが最強なのか②

前回記事の続きになります。
前回記事では1996/06-2021/06の25年間一発勝負で最強の投資方法を探しましたが、
今回は、15年間の期間で最強の投資方法を探したいと思います。
1996/01-2005/12の各月から15年間投資をした場合の、計120期間で評価を行おうと思います。

投資手法

前回と同じく主に2つになります。
1. 初期一括投資
2. X%下がったら、手持ち資金の10%買い増しする。

調査方法

調査に当たっての前提や制限を確認していきます。
主に、買い増し手法に関することです。

配当金

考慮しない。0です。

投資期間

1番目を1996/06-2011/06までの15年とし、
2番目を1996/07-2011/07までの15年とし,
・・・
120番目を2006/6-2021/06までの15年とする、
計120の期間で評価を行います。
絵で言うと、下図のオレンジ色あたりから投資を開始することになります。
ちょうどITバブル・崩壊を跨ぎますね。

投資方法

各日付の終値をその日のS&P500の価格として、1日単位で投資するしないを決定していきます。
購入判断は、投資を開始する日付or前回購入した日付から現在までの最高値と現在地を比較して行います。
30%程度下落した場合に買う場合は、以下のような流れになります。
①~②の期間は価格上昇しているため買う日付はない。
③の時点で②最高価格と比較して30%下落したため購入する。
最高価格をリセットし、④地点で最高価格となり、⑤で2回目の購入を行う。

今回何%下がったら買うかの部分は、0.1%-10%まで、0.01%刻みの計1000パターントライします。

手数料

前回と同じですが再掲。
実際の米国株売買手数料を調べたうえで、
手数料は20ドルを上限とし、購入価格の0.5%とします。

購入資金

前回と同じですが再掲。
まず、スタート地点では1万ドル持っているとします。
さらに、何%下がったら買うかというのとともに、手持ち資金のうちどれくらいを購入資金とするかというのも大きなパラメータですが、今回は10%で決め打ちにしました。
なので、毎回手持ち資金の10%を購入して、手数料を引いた分が、毎回得られる株式になります。
今回は積み立てのみですので、後になればなるほど購入できる株数は減っていきます。

結果は如何に

早速結果を見ていきましょう。

一括vs買い増し投資

120カ月回した結果、勝敗はこのようになっております。

横軸が15年投資を開始するスタート年月で、縦軸が最終資産になります。
赤色が一括投資、青色が買い増し投資になります。

さて、最終的にどちらのほうが良かったのでしょうか??


120期間中、
一括投資のほうが良かった期間:41
買い増し投資のほうが良かった期間:79

となっており、今回の比較方法では、
買い増し投資法が最強である
ことがわかりました。
この図を見ると、1999年頭~2002年末までが買い増し投資法おすすめ期間となっており、
S&P500と照らし合わせると、ITバブル崩壊直前~回復期までとなっております。

ということは、
そろそろ下がるでしょと思っている方や、下がっているときにも買い増したい
場合には、積み立て投資法が最強であるということになります。

・・・

というわけではなく、まだ決着はついておりません。
各スタート地点において、最適な買い増しパーセントを選べれば上記の結果になりますが、
実際には、今日はA%,明日はB%のようにするわけにはいかず、
A%ならA%で複数期間一括投資に勝る必要があります。
今回の実験は、スタート地点ごとに1000もの候補%から最適なものを選んでいるため上記のような結果になっています。

では、複数期間で勝てる1つの買い増しパーセントは存在するのでしょうか?

これについては次回記述をしようと思います。

読んでいただきありがとうございました!




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